CD Review《CD評》
 


 
仏「ル・モンド音楽誌」 ★★★★(最高評)
 
    「伊藤ルミの注目に値する共演をともなって、ミハル・カニュカがフンメルのヴァリエーション(CD初録音)からエネルギーと情熱と構成の面 白さをよく引き出している。
  チェリストたちから忘れ去られていたフンメルのチェロソナタ作品104の演奏は、やや重たい感じもするが、全体として模範的なものとなっている。シューベルトのアルぺッジョーネ・ソナタについては、ミハル・カニュカと伊藤ルミは落ち着きのある優雅さと気取りのない実直さによって、豊かな音楽性と明快な響きが表現され、熱狂を呼び起こしている。

(増田育三 訳)
 
 

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