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諏訪根自子先生の思い出   
 
 
    30年近く前、私がまだ新進ピアニストと呼ばれていた時期に、伝説のヴァイオリニストと称されていた「諏訪根自子氏との共演」という夢のような出来事がありました。

 今でもはっきり覚えていますが、ソロ・コンサートしか経験のない私でしたので、初めてのリハーサルは本当に緊張しました。息を詰め必死でがんばりましたが数ページ弾いて観念し、思い余って諏訪先生に合わせのコツを尋ねたとき、「何度か合わせれば合うようになりますよ」とサラっと優しくおっしゃいました。

 


 これをご縁にその後もコンサート旅行をご一緒させていただき、娘のように可愛がっていただきました。

  諏訪根自子先生は、昨年(2012年3月)お亡くなりになられましたが、そのご生涯の大半は厚いヴェールに包まれています。 一周忌にあたるこの3月に「美貌のヴァイオリニスト その劇的生涯『諏訪根自子』」(萩谷由喜子著/アルファベータ社が出版されました。

 数奇な運命に負ける事無く、静かにご自分を貫かれた諏訪根自子先生のご生涯を知った時、私の中にも悔いのない人生を送らなくてはとの思いが強くなりました。

 


諏訪根自子先生との共演コンサート
 
 
 
「諏訪根自子ヴァイオリンコンサートの夕べ」
1979年1/22 神戸風月堂ホール
(前後して宝塚ホテル、大阪SCBホテルでも同じ内容でのコンサートを開く)
諏訪根自子(vn)、伊藤ルミ(pf)
プログラム/フランク:ソナタ、バッハ:G線上のアリア、ドヴォルジャーク:ユーモレス ク、マスネ:タイスの瞑想曲、クライスラー:愛の喜び、サラサーテ:ツィゴイ ネルワイゼン


「第29回 チャーチル会全国大会」
1980年6/7 京都グランドホテル
諏訪根自子(vn)、伊藤ルミ(pf)
プログラム/ベートーヴェン:クロイツェルソナタ、クライスラー:ウィーン奇想曲、シュー マン:トロイメライ、サラサーテ:チゴイネルワイゼン


「諏訪根自子&伊藤ルミ デュオコンサート」
1981年3月29日(日)神戸文化ホール
プログラム/エクレス:ヴァイオリンソナタ ト短調、グリーグ:ヴァイオリ ンソナタ 第3番、ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ 「クロイツェル」

1981年3月9日 神戸新聞
諏訪根自子&伊藤ルミ デュオコンサートのプログラムから
 
     

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